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第六十一話 湖の声

مؤلف: 空蝉ゆあん
last update تاريخ النشر: 2025-09-14 08:00:00

 六十一話 湖の声

 数日間様子を見る事になった。もしかしたら記憶が戻るかもしれない。そう考えたからだった。

 この提案をしたのはレイングだった。あの日以来、ロロンとラウジャは意見を言わなくなってしまった。

 そこを補う為に、彼が中心になって全てを決断していく。

「ハウエル、今日はどうだ?」

 レイングは愛しむように微笑んでくれる。その柔らかさに依存している自分がいた。何をしたらいいのか、どう言葉にすればいいのか、その答えはまだ出ていない。

 俺が言葉の暴走を起こして、空間を壊しかけたが、安定し始めている俺とリンクしているように、空間は元の姿に戻っている。

 口を開こうとするが、どうしても抵抗がある。自分の言葉がこの世界にどんな影響を与えてしまうのかが、怖いから余計に——

 フルフルと首を振ると、その意味を理解したように頷いた。四人で一緒にいたはずなのに、俺の事を考えて無理矢理別室を用意してくれた。

 宿の店主は嫌な
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